気軽な旅の筈が想定外に 2007−2−18

母を元気なうちに海外旅行に連れて行きたいと思っていた。旅はタイミング。HI S 初夢フェア;「プラハ&ウィーンの旅」 7 日間 79800 円を新聞で見て、これは安い!気軽に旅しようと思いついた。初日の昼に申し込みして、殆ど一杯だったらしいが、なんとか申し込みできた。 ツアーは準備も少なく楽!ヨーロッパの大都市はかなり回ったが、ウィーンだけはまだ行っていないのでぜひ訪問したい。

英国航空が決まり、よかった!と思っていたら、突然スト。日本からロンドンまでは運行してもプラハ行きの飛行機が運休ということで、急遽、JALに変更。燃料代など3万円ほど追加されるが、航空運賃のことだけ考えても安い。40人ツアーであると添乗員から電話で聞かされる。

たまプラーザからリムジンバス。前に並んでいた親切な若い女性が、後で同じツアーの人だと知る。成田空港で母は保険に加入。通常はピックアップして安く設定するのだが、 5 社ある中、今回はそんな値段が違わないならセットでいこう、母が「AIU」とそれとなく言ったので、AIUに決まった。順調に出発、座席も空席が多く、母は 3 席占領し横になれた。

プラハに深夜到着、ホテルは大きく部屋も立派だ!と感激。翌日プラハ観光し、午前は石畳の道を 3 時間ほど歩き、かなり疲れた。ランチはツアーの人たち4人と食事。旅慣れた人が多いようだ。疲れたので先に帰り、ホテルに戻る。母が先にお風呂に入り、ドスンと音!洗濯して濡れた床の上に置いたタオルに乗せた足が滑って、腰を打って座っていた。痛いというので寝かす。

翌朝、プラハ出発、バスで世界遺産チェスキークロムノフ経由でウィーンに行く。なんとか母をバスに乗せていく。トイレ休憩で母はバスから降りたが歩けない。熟年夫婦がいて奥さんが旦那様に「あなた男だからおぶりなさい」と言い、母はおぶられる。昼は直接バスでレストランへ、バスの運転手の手を借りる。私は一人で近くを探索。再びバスに乗ってウィーンに向かう。所々トイレ休憩があって、ツアーの若者が手を抱えたり、椅子に座ると痛みがないというので、椅子を借りて運んでくれた。ツアーの皆が団結し、困った人を助けてくれる!ツアーの人々の温かさに触れ感謝感激。マスコミを見ている限り、今の若者は頼りないように感じられるが、とんでもない、皆ボランティア精神を持って、温かく親切だと胸にじいんとくる。

ウィーンに到着、若者の助けで、足に車がついている事務椅子を借りて移動。夜、ベテラン添乗員小峰さんと大病院に行くことになった。夜の救急患者は多く、待つ。レントゲンを撮って大腿骨骨折ということがわかり手術することが決まった。まさか!と戸惑う。病室に案内されて親切な看護婦さんがいて、医者も紹介された。そのまま入院、 10 日から 2 週間の入院になりそうだと知らされる。添乗員さんは深夜まで付き合ってくれた。

翌日早朝から病院へ。欧州一の大病院で、ナースステーションがたくさんあって迷子になる。ドイツ語通訳を頼み、詳細や危険性を聞かされ、手術の署名。責任者の女医さんが来て説明、麻酔医2人が来て説明、執刀医が来て説明。 10 時半に手術室へ運ばれ、夕方 5 時頃無事病室に戻ってきた。母は言葉も通じず困った様子。貴重な病院体験をする(病院に関しては次に書く)。手術の腕前もよく、回復も早かった。 ツアーの6人が貴重なフリータイムにお見舞いに来てくれた。同室の患者さんも感じいい。医者も看護婦も親切。明るい病院だ。1 週間で退院。パリ支所の保険会社と常に連絡する。私は交通の便のいい所にホテルを取ったが、 4 日帰国が延びただけですんだ。

どうなるかと思ったけど、少しずつ馴染みながら、母は病院で心で交流して楽しかったようだ。79歳の高齢なのに日本人は若く見え、忍耐強く、回復が早い!と驚かれ、お見舞いのお婆さんまで母を見てガッツポーズを取って笑う。最後は打ち解けて温かい雰囲気で去る。最後の日も保険会社が手配した車がホテルまで私を迎えに来て、病院へ。病院からは救急車で空港へ。イケメン3人が迎えにきてくれた。そしてオーストリア航空直行便ビジネスクラスで成田へ。成田から実家まで大型タクシーが迎えに来てくれた。ツアーの人は帰国するとすぐに花まで贈ってくれた。いつも保険など気にしなかったが、初めて保険の恩恵を被り、加入してよかったと思った。ツアーの人々や病院の人々の温かさ、HIS添乗員の親切さ、ウィーンの医療技術の素晴らしさ、AIU保険会社の手配のよさに触れる貴重な深い旅でした。母もなんとか一人で歩けるようになりました。皆様ありがとうございました。