仕事 2004-4-5
| 桜の花も開花し、1年で一番好きな季節なのに何故か今年の春は心から楽しめない。
3月は特に送別会が多かった。非常勤の仕事は規則で再雇用なしと宣告されていたが、皆の努力のかいがあって無事再雇用となる。但し辞めなくてはいけない友人も出た。皆同じにパートとして扱われても、それぞれ人生も個性も違うのだ。皆働く意欲を持ち、生活を支えなくてはいけない立場であることには変わりない。 仕事は自分が何をやりたいか、どう生きたいかを重視すべきで、それが常勤であろうとも非常勤でも関係ないと思っていたが、現実的にはずいぶん待遇が違うものだ。社会活動の仕事として、身近にサラリーマンの世界、パートの世界、自営業の世界、ボランティアの世界がある。自分が体験しなくてはわからないし、本当に理解できない。他の世界は時にはよく見えても一長一短。何をやっても、ポジティブに捉えるようにしたいが、、 今までの時代、コンスタントにお金を稼ぐというのは安定した組織の常勤サラリーマンだった。業務によって、ハードな企業戦士もいれば働きやすい環境の人もいる。やりたいことができる時は幸せ、でもそれが永続するわけでない。やりたくないことを朝から晩まで時間を捧げる時もあるし、体がいることが大切だ。歯車のひとつだから、無価値間もある。リストラ、倒産、業務の停止、配置転換、ストレスは覚悟。でも大組織に属していれば、経済的安定があり、辞めるにしても退職金もある。日本はサラリーマンを基準に考えられているのだろう。既得権がある。 パートの世界は低賃金にも拘わらず契約はあっけなく終わる。シンプルライフを維持しやりたい事をしようという選択だったが。そもそも常勤の門戸は女性、中高年、高学歴者に狭い。パートは従来の男の働き方ができない人や、自由に生きたい若者も多い。月10万円台の賃金で、家を借り、子供まで養いりっぱに生活することだって可能なのだ。雇用者にとっては、効率のいいお得な労働力だと思う。でも日本ではパートは低賃金といえども、ネパールや中国よりはるかに多いと言い聞かせよう。 夫などの自営業を見ていると、生半可な気持ちでは自営業はできないと思う、もっとも大変だ、でも好きな仕事ならばそれでいい。魂の仕事でなくてはやりきれないだろう。もちろん利益重視で成功している自営業もたくさんいるのだろうが、私の身の周りは見当たらない。こういう不況が続くと、経済力も期待できない。景気回復と言われても実感がない。 ボランティアの世界も大切だけど、魂の仕事である。経済的な裏づけがあってからこそ継続できる。 結局は何の雇用形態を選択しても、今の変革の時代、それが続くとも限らないし、能力のある働き者の優遇された男であっても、将来は保証されるわけでもない。先が読めない時代になった。常勤というのは将来存続できなくなるかもしれない。しだいにパートに変わっていくのだろう。だからこそ、魂の仕事を大切にしたいと思う。 先進国は高齢社会に突入する。特に日本は加速度的に高齢化が進む。平均寿命も延びている、私が老いる時は平均寿命は100歳になるかもしれない。天変地異でもない限り、もっと高齢化が深刻になるだろう。 テレビで定年後の海外移住している優雅な生活を放映されたが、今70代の高齢者の年金の額は多いのだと驚く。安定したサラリーマンの老後は安定していた。パートが一生懸命働くよりはるかに多い。高齢者は将来のためにも貯金できる。こんな年金制度はずっとこのまま持続するとはとても考えられない。 私はそもそも働くのが好きなのだ。体のガタがきても、死ぬまで働き続けたいと思う。今の年金制度はおかしいから、賃金が安くても、体が動く限り、年齢、性別、など拘わらず、誰でも社会参画できるシステムを創るべきだと思う。何歳になっても、働き方を変えて、好きな時に生きがいを持って働ける、それが健康維持にもなるだろう。又、お金に依存しない生活を考えたい。女性の高齢者の割合が多いので、将来は女性たちが助け合って生きていくようになるかもしれない。お金がないより、孤独というものの方が恐ろしいと思う。 |