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ミーナさんの再来日と同時現象 2002-2-23 昨年来日する筈だったミーナさんがやっと来日した。昨年は私と両親の体調も悪く、VISA取得も困難であり、ネパールの政情も良くなかった。そして私が入院し来日が延期になったのだ。私の体調はまだ完全ではないけど落ち着いてきたし、両親も元気になり、延期となったため家の中もやっと片付いてスペースができた。その間、ミーナさんもネパールで大活躍できたようだ。(参考 ミーナさんが書き綴ったものをもとにユニセフがアニメにした、ネパールのテレビで放映されていた人気番組、Meena cartoonも6か国語に翻訳されたようだ。ユニセフのホームページにもMeena's worldと紹介されている、これはこのミーナさんのことなのだ)準備できた時にやっと扉が開くと実感した。 ミーナさんは19日夕方に来日するとメールがあった。このところ私の体調は良かったのだが、最後の追い込みの片づけやらパンフレット作成やら間際にバタバタして疲れてしまったのか、来日当日、私は珍しく朝から吐いてしまった。その日は用事をいろいろこなさなくてはいけなかったが、どうしても動けない。夕方空港に迎えに行けるのかも心配。誰か代わりに行ってもらわなくてはと、うなされながら夢まで見て、立ち上がろうとしても吐く。寒気がし風邪をひいたのかもしれない。昼寝しやっと楽になったので、夕方なんとか車で羽田に出発。チェックアウトに時間がかかると見込んだが、もうすでに手続き終了、ミーナさんは10分ほど待ったようだ。7か月ぶりの懐かしい感動の再会だ。 私が吐いたと言ったら、ミーナさんも飛行機の中で吐いて、上海や関西国際空港など経由する24時間の飛行中一睡も寝なかったそうだ。さぞかし疲れたことやら。前回より少し軽い52キロの荷物を運んで飛んできた。 空港からの帰り道、私は気分が悪くなり、環八の途中で車を止めて用意してきたビニール袋に吐いてしまった。それからまもなくミーナさんも同じように環八で吐いてしまった。運転しながら吐くというのは私にとって初めての経験だが、ミーナさんも車で吐くのも初めてなのだそうだ。そう、同じ時、私たちは気分が悪くなり似ているのだ。ミーナさんの方がずっと存在感があって立派だが、思えば外国にいても人生互いに同じようことをしている、だからこそ共感し合えるのだ。年齢も同じほど、実社会で猛烈に働き、大病したり、晩婚で、女性地位向上などにも努力し、同じ時期、堅い職を辞めた。最初に乗った車までホンダのシビックとアコードとか、話せばいろいろ不思議と同期して驚くのだ。 ミーナさんはマザーテレサのもとで鍛えられた後、ネパールの一少女がアメリカ社会で成功しアメリカンドリームを実現するには並大抵の努力では不可能だ。ミーナさんは個として立派にアピールできるが、私は個として何もないというのは私の無能さや努力不足ももちろん、文化の違いもあるとも感じる。 アメリカで過ごしたミーナさんは、個として自己啓発し自己主張することが上手だと感心する。個が確立していれば何でもできる自信を持つ。ミーナさんの場合の個とは自我を超えた愛と奉仕の精神と行動力が伴う知性が特徴であるが。日本では個というのは歯車の1つで、個を殺していかに和として成功させるか、周りに協調することが尊ばれる。和としての力で複雑なエレクトロニクス機器などの技術を成功に導いたと思う。和としてのグループ力は天下一品で日本の誇りである。但し出る杭は打たれるで、個としては謙虚で控えめになる。個というより年齢や性としての固まりで判断されがちでもあり、個を殺して建前で妥協する文化の違いを感じる。 国際社会において日本人はリーダーシップをとるのが苦手で、国際会議を見ていても歯がゆい思いがする。自己主張するのが不得手で周りの様子を見ながら、あたりさわりのないように物事を決めようとする。国際的大型NPOもアメリカなどの国から来たものが多いが、私たちのNPOは日本から発動。国際社会でアピールしていくにはミーナさんのような人材は大変貴重で見習うことが多いのだ。 本当は帰って日本料理でも用意しようと思っていたが、とても買い物も行けない状況で食欲もない、でも幸いミーナさんも食べれなかったので二人で休むことになった。最後の片付けも寝具などの用意も不完全だが仕方ない。完璧でなくてもよかろう。 翌日は横浜国際婦人会でミーナさんのスピーチがある。国際感覚のある温かい女性たちの集まりで、私たちの奉仕活動をよく理解してくださる。来日の目的の1つのイベントが終了しほっとし、帰宅し休もうと思ったが、突然、千葉の大学の講義の打ち合わせに行くことになった。成田の方まで行くのだが、私は東京駅まで連れて電車に乗せることになった。横浜も東京駅も日本人にとってもわかりにくい駅だ。だだっ広く表示が不明瞭だ。外房線はもう各駅停車しかないと駅員に言われ、急遽出発時間が近い京葉線の特急に乗せることになった。大荷物を持って、15分ほど東京駅構内を急いで歩く。なんと遠いのだろう。薬を使っているので感染を恐れ人ゴミを避け、長時間歩かないと宣言していた私でも、やはり来客があれば動かないわけにはいかない現実。薬飲むのを忘れたり体操はできず玄米自然食は難しくなりそうだ。夫はムッツリし、24時間オフィスとして稼動するので、外国人が滞在しているとリラックスできないと表情で現す。オフィスだからやはりゲストハウスとしては無理なのか。スペースはできたものの、たまたまなのだが私の体調が悪く、夫も仕事に集中しあまり大歓迎していない様子なので、ミーナさんも居心地が悪いことだろう。 1週間は千葉に滞在することになった。私もぐったりしたけど、ミーナさんももっとぐったりしている筈なのだ。時間が又できた、この間、体調を戻しやり損なった事もできるだろう。今度は1か月の滞在予定。迷惑をかけないようにネパールの人に頼んで滞在場所を探すとメールしてきたが、どうなることやら。ミーナさんの来日は嬉しいことなのだが、まだリハビリ中であり家庭と仕事がある中、今回どこまで自分の余力で歓迎できることやら、食と運動も継続し体力維持できるのか、初日でちょっと自信喪失してしまった私なのだ。 |