ドン底を切り換えそう 2002-1-16

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辛いことが続き、落ち込み、悲しみ、怖がり、何故私に?と疑問を感じたり、もう悪いことはこれで終わりだと思ってもさらに延々と続くことがある、そしてドン底の底にやっと達する。なんだ、さっきまでのことはたいしたことなかった、もう行き着くところもなくなり、ハンドルをおもいっきり切り換えすしかならなくなる。開き直り、大きく心の転換をしなくてはいけなくなる。ハンドルの切り換えしはプラス思考だけだ。お金や物や、生活や、人間関係、仕事の問題なんて些細なこと、生死に関わることになって、初めてドン底なのかもしれない。生きていれば、やり直しができる、死んだらそれまでだ。

以前、入院した時、いくら薬を投薬しても生死ぎりぎりの数値が2週間以上続いた。するとますます落ち込み、もう私は終わりかと思った。他の治療法を施して最悪は回避できても、なかなか数値が良くならない。しなくてはいけなけなかったこと、やりたかったことが悔やまれる。生と死は?宗教や精神世界の本まで読み漁り、社会との矛盾を感じたり。インドのガイドブックを見ながら、私を北インドが呼んでいる気がし、元気になって旅をしようと強く思った。今後のヴィジョンを作りながら、やっと少しずつ回復していった。退院まで3か月近くかかり長く苦しかった。その間の薬の副作用も酷かった。

又悲しくも再発してしまったが、私には前回の失敗体験があり、それを活かすこともできる。入院とわかりショックだったが、すぐにハンドルを自分でスーパープラス思考に大きく切り変えした。すると数値がたちまち上がってすぐに回復できた。入院してぐずぐず心配やら不安などマイナスのことを頭で考えてしまうと眠れなくことを避けるため、早めに睡眠薬まで飲んで、さっぱりと寝入った。今は明確なヴィジョンがある。不思議とネパールや北インドにも縁ができたし、今回は同じ病気でも3週間で退院できた。ということは副作用も最低限で抑えられることになる。病気という悲劇が起きても、私にとっては今回は成功なのである。

隣の患者さんも九死に一生を何度か得た人、意識不明を10日経験して死にそうな時を経験し、常時器具を装着しなくてはいけないというハンディを持ちながらも、今いることだけでも幸せだね、とにかくプラス思考しなくては語り合う。しかしここまで達するには、そうたやすくはない。激しい体験やら、長期にわたる忍耐と開き直り、それを支える家族や周囲の愛でやっと到達できるのだと思う。惨めな病人という形であっても、心はさわやか、明るく気持ちいい。何不足もない健康で病院の外を歩ける普通の人が不平不満を言っているのがおかしい。

病室に人の悪口ばかり言っている患者がいると、どんなに不幸そうでも気分が陰鬱になり伝染しそう。たとえ重病人であっても、前向きな人は気持ちがいい。患者がプラス思考になることで、部屋全体が明るく、皆が癒され、数値が良くなっていく。元気な友人がお見舞いに来た時、皆が元気づけられる。優しい天使のような娘さんがお見舞いに来る時、病室全体が明るくなる。それだけ人間の気は大切だ。

日本は平和で食べ物にも困らず、物がたくさんありすぎる。しかし教育でも会社でもどこを間違えたのか、何が問題なのかマイナス思考をしがちだ。会社でも学校でも体が長く同じであることに意義がある、私のように病気したり規格外れはダメな人、、、自分さえ完璧でもないのに、人に完璧であることを望み、不平不満や欠点ばかりを言う。社会では運良く順調にレールにのった者が物事の決断し、自分たちの既存利益や利権を守り、それ以外が無視される。経済大国となりバブルを体験したわが国は不況で先が見えない、そんな心が社会全体を悪くし景気をさらに低迷させる。将来や老後のことなどヴィジョンも見えないからだ。マスコミも悪いニュースばかり報道し、世の中全体にやたらと不安をかもし出す。

父は広島出身であるが、原爆の時は東京にいたが原爆投下後、兵士として救助に出かけ地獄の被災地を目の当たりにした。母は東京大空襲を体験した。そんな両親はいつも、物があって幸せ、食べ物が美味しいこと、なんて豊かになったことか、すべてにおいてプラス思考である。そんな世代が日本の高度経済成長を築いたのかもしれない。

私たちは今こそ、原点に立ち返る必要がある。平和だったネパールだって、今は戦場になりつつある。戦争を好み自国の利権ばかり主張する世の中、世界がどうひっくり返るか先はわからない。ただ平和を祈って、愛から行動したいだけ。

日本はそんなに悪くないはずだ。それに誠実で勤勉な潜在的人材がたくさんいる筈だ。ここで国民がおもいっきりプラス思考に持っていけば、世界も経済も社会も転換できるのではなかろうか。どんなことが起きてもどう捕らえるか、マイナス思考するのもプラス思考するのも自分しだいだとしみじみとかみ締める。


職場復帰も早く果たし、足の痛みも整骨院の治療後ゆっくり休んだためか調子良くなった。時々リセットが必要だ。プラス思考で見ると今まで見ていた世界が違ったように感じる。自分が確立できていない未熟な私にとって、これから社会のマイナス思考の影響の受けずに、この復活したプラス思考をどう維持していくのかも、これからの大きな課題なのだ。まだ薬も使っているし治療中、少しずつねと、自分にいいきかせる。