加圧筋力トレーニング 2005−8−11 私はただ今失業中、ハローワークに通う身。仕事していればバタバタ日常の雑務に忙殺、だから失業で生じた平日の日中時間は貴重と捉え、溜まっていた処理をしながら、やっと自分の問題に向き合う余裕が出る。せっかくの失業、そうだ!これを機会に今まで不調な自分の足を治そうかと思いつく。 私の足は、3年前、突然変になった。最初は坐骨神経痛と近くの整形外科医に診断された。富士見高原で評判の石井整骨院で股関節がおかしいと指摘された。別の病院でMRIを撮って、大腿骨頭壊死症とわかった。これは昔、血小板減少性紫斑病の治療薬としてステロイドを使ったためだと考えられる。命を救うためには必要だったがステロイドは強い副作用があり、しかも後遺症まで出る可能性もあるのだ。MRIを撮った病院の若い医師はすぐに手術をしようと勧めたが、他の医師の意見で人工関節は長く持たないし、まだ若いので今は手術すべきでないとアドバイスされた。 変形性股関節症 に関してはNPOのぞみ会などがあり、友人が手術したという親戚から情報を得た。 たまたま股関節の権威者M先生が近所の玉川病院へ移ってきたと聞き、半年に一度診断してもらっている。特に手術は勧めないけど、ライフプランによるが気になるなら人工関節で3週間の入院で治療可能、その手術も3か月待ちだということを言われた。足の調子は良くなったり波があり、人間の完全な状態はそもそも期待しないし、私は何でも受け入れながら生きていこうと割り切っている。でもせっかくの失業、おもいきって手術も検討しようかなど考えた。 大腿骨頭壊死症に関する第一人者は昭和医大A教授と聞いたので、セカンドオピニョンとして診察してもらい、まだ自骨が間に合うので自骨を用いる回転骨切り術を勧められた。片足2か月の入院で半年はかかりそう、その後のリハビリも1年は覚悟。私は忍耐力ないし、苦労してやっと薬なしで維持できている血液が手術のストレスに耐えられるかも不安、好調といっても油断は禁物なのだ。A教授によく薬無しで正常値を維持しているねと褒められたが、だからこそ手術は避けたいのですと言い、医師も納得。 大腿骨頭壊死症は特殊なので必死でネット検索してみる。ネットで面白いと思うのは、医者の一方的な見解だけでなく患者の体験談が載っているということ。実際に手術体験者の立場から、医師が言うほど手術は単純ではなく、後で問題が出る場合もあるし、長くは持たない場合もあるし、長くて18年ほど長持ちする場合もあるとわかる。病名からして不治の病のように思え、以前新聞に絶望的な記事が断定的に書かれ嫌だった。しかしネットで見つけたのは加圧筋力トレーニング法である。加圧ベルトで圧力をかけ血流を制限することで、成長ホルモンが通常の100倍から300倍に増加し、軽い負荷で効果的に筋力をつけれる。寝たきり老人が歩けるようになったり、怪我や病気のリハビリ、スポーツ選手にも、若返りの美容にも有効であるようだ。特に大腿骨頭壊死症に有効であり実績が認められ、最近の新聞やマスコミでも少しずつ取り上げられ学会もできた。 通院に便利、実績ある小田切病院の加圧リハビリに通うことになる。3か月は集中トレーニングしてみて、ちゃんとリハビリを継続すれば1年で走れるようにもなれるよと言われ、希望を持っている。それなりの根情が必要だが、挑戦である。様々な情報を集め、納得して、自分で選び責任を持つ。急性の病気だとじっくり検討できずに西洋医学にすぐに頼るしかないが、今は余裕がある。患者の掲示板などあって書き込んだり、手術で入院中の患者からメールが入ってきたり、成功データも確認でき、患者同士の情報交換ができる時代。他の体験者を通じ、疑似体験できるということも意義があるし、この問題を抱えているのは自分だけでないとわかるし、互いに励まし合い、希望を持って頑張れる。 7月6日から加圧筋力トレーニングを始めて、1か月経過、稼動範囲は広がり進歩の兆しもある。普通になるのにこんなに時間もお金も忍耐力もかけなくてはいけないが。自宅トレーニング用に、フェニックスからできるカーツというスポーツウェアも出ている。高島屋で購入したら筋力測定などサービス付。持久力のない私も毎日せっせとリハビリ、日本で生きるのは1に体力、2に体力だ、、、筋トレに励む日々。普通であるということは本当は素晴らしいのだと感じながら、普通になる努力を懸命にしている私のような人々もたくさん世の中にはいるのだ。 足が不調だと、町で不都合な場、人の思いやりと優しさ、冷たさや侮辱を感じたり、普通では味わえない様々な場面に遭遇する。これも体験、勉強なのだと言い聞かせよう。完全な人はいないし、いい面もあれば悪い面もある、これが個性、たとえ欠陥や問題があって迷惑をかけることもあるかもしれないが、支え合い助け合う、だから人間関係があるんだと思う。 |