ベネチアは遊び心のある楽しい水の都。交通手段も船で非効率、無駄みたいな派手な装飾があちこちに見られるが、それが余裕のようにも感じた。昔旅した時のベネチアの印象は強く、特にもう一度訪問したい都市であった。最近の異常気象でニューオリンズのように水没する前に行こう。 午前中にベネチアのマルコ・ポーロ空港に到着。空港からバスで船場に行き、水上バスに乗り換える。懐かしいベネチア!!!独特の眺めに感動する。サンマルコで降りて市内見学しようとした時、雨が降ってきた。私は雨合羽を買った。ドゥカーレ宮殿、嘆きの橋、サンマルコ広場を見学してからレストランで食事をする。その間に激しい雷が鳴る。食事後はベネチアングラス工房の見学し、ゴンドラに乗る予定であったが雨のためゴンドラは中止となりがっかり。サンマルコ広場に行くと、水浸しになっていた。町の人や、観光客は靴を脱いで裸足で歩いている。 12年前、旅をしたサンマルコ広場でやはり突然雨が降ってきた。当時は洪水までにはならなかった。私は広場にある店に入って光る石がたくさん付いている豪華な傘を見つけた。当時は安くて他では見たこともない独特のもので貴重な記念品になった。今回そんな素敵な傘は見当たらず、花柄のゴム長靴が8400円もする。物価が驚くほど高くなったのだ。 雨で立ちすくんでいる人々の中で降り注ぐ大雨を見て呆然、ちょっと下を見たら私のバッグのチャックが10センチ開いている?変!と横を見ると金髪で身奇麗なオバサンが私のバッグを開けようとしていたのだ。じろっと睨むとニタニタ笑って離れていった。雨合羽のおかげで無事盗られなかった。 その時同じツアー客の女性が叫んでいる。知らない間にバッグの中の小袋から財布が盗まれたと!大金が入っていてクレジットカードまで盗られたようだ。手馴れた早業だ!大雨に気をとられている隙に観光客を狙うスリがうようよしているようだ。あちこちに警官も立っているのに。バッグには注意しよう。 雨はしばらくして止み、水が引き、サンマルコ広場には鳥たちが集まり、カフェも再開した。ちょうどベネチア映画祭も開催している時期で観光客が多い。観光税もとられるし、物価が異常に高く、ベネチアは古びて壊れそうな、欲望の町に化したよう。
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