ヒマラヤ体験

2002-6-3

NPOワールドワイドファミリーの初イベント「ヒマラヤ体験PART1」を6月1日に行った。

ミーナさんの女性学連続講座も現在毎週水曜日夜、二子玉川で開催している。アメリカで同じ講座を行うと300人集まるそうだが、日本は3人位なのだ。それほど日本人は、忙しいのか、向上心に欠けているのか、英語に慣れていないのか、宣伝が悪いのか、私の人集め能力に問題があるのか、日米の差異もある。日本人はテレビで有名な人にしか集まらないから無理だと言われた。

アメリカで18年前にミーナさんが始めた同じようなイベントHimalayan Experienceには6000人集まり、毎年同時期に今でも開催され、今では24000人集まるそうである。ミーナさんはアメリカでのイベントには慣れているそうだが、日本にはなかなか通用しない、、、

パンフレットをあちこち配ったけど、日本での人集めは本当に難しいと痛感。仲良しの友人であっても日頃なかなか会うことができない。日本で時間を作るのは難しいのかもしれない。とにかくイベントを開くというのは簡単でない。ワールドカップも始まリ、NPO初イベントに人を集めるのはとても難しく、ミーナさんはあまりにも人数が集まらないから中止しようかとまで一時弱気にもなったが、一人でも来てくださる方がいれば決めたことは実行すると通し、最終的にはなんとか30人ほど集まり、ほっとした。ご参加してくださった方ありがとうございます。

 今回は二子玉川地区会館の2階を借りた。2階の3部屋がたまたま空いていたのですべて貸し切りにした。私のショッキングピンクの派手なサリーを壁に貼りつけ、テーブルにはネパールで買ったサリーを載せ、着るのは難しくてまだ着た時のないサリーはいろいろ利用できるものだと感心した。舞台にはランプや水で厳かな雰囲気を演出し、チベットの旗の飾りを天井に吊るし、舞台に布やネパール製、シルクのカーペットを敷き、畳に座布団をモザイク状に敷き、平凡な公共の大広間が瞬く間に豪華な空間に生まれ変わる。

 前日からネパール料理をミーナさんとインドラさんが用意し、当日は車で我が家へ運び最後の仕上げの調理をする。車の渋滞で時間がなくなって必死になるがなんとか間に合う。食べ物やポットを車で運び、幾種類もの料理とデザートと飲み物を並べ、ミーティングルームがモダンなダイニングルームへと変身する。ミーナさんは一度に200人もの招待客の料理の準備にも慣れているそうだ。こだわることにはこだわるアメリカ風テーブルセッティングをする。ゆりこさんが助けてくれた。

 前日町田さんも来てくれ展示物を用意し、彩佳ちゃんが展示場を準備し取仕切ってくれた。支援している女性たちのハンドクラフト製品を並べた。女性たちの作ったお洒落な高品質な1点物のパジャマはブラウスにもパンツにも入れ物になるセットであるが、通常高価格で売れそうだが、おもいきって安くする。シルクやコットンの3点セットが超お買い得だ。ミーナさんの友人ダナさんの作品を並べたり、ネパールの御土産も並べる。ミーナさんは日本人に好まれると思って高価な金を使ったネックレスやパシミナを買ってきたのだが、さっぱり売れずに在庫を抱えてとても困っている。

 廊下には展示物や曼荼羅を飾り、インドの高級な銀のスカーフやシルクのスカーフで飾りつける。

 平凡な公共施設がマジックのように華麗に変身した。これは日本では見たことのない、個性的な演出であり、素敵になったと感動する。

 ミーナさんがミーナさんの体験、HOME FOR BUDDHASの子供たちの様子や女性たちなど語り、私が日本語で解説する。ミーナさんの熱意をハートで理解してくれているようなので、自然な流れで進行していく。ミーナさんはアメリカやネパールでは有名であったようだ。マザーテレサの12年の生活や、アメリカでのカリフォルニア大学バークレー校での教授、ホームレスの子供たちの生活、たくさんの世界を見てきたので、見聞が広く説得力がある。知識だけでなく心が温かく何でもできるスーパーウーマンだと常に感心している。アメリカ生活27年という、アメリカウェイのアピールの仕方や表現方法など、日本人にはとても参考になる。

 バンスル奏者インドラさんが特別出演してくれた。 ミーナさんの友人の弟であるが、幼少の頃から独学で自然の力で美しい笛を奏でるようになり、1988年八ケ岳で行われた世界を代表するミュージシャンのコンサートからそのまま日本に居着く、CDやCM、コンサートで活躍している。一息で長い演奏を行い、神の力がインドラさんの笛を通して聞こえる神秘的で美しい音である。心が浄化されるような美しい響きなのだ。インドラさん用にシルクの絨毯を敷き、布を椅子に覆い、特別の席を設ける。

 途中休憩時間を挟み夕食。食事しながら、子供たちのビデオを見る。これはミーナさんの知り合いのイギリス人がたまたまデジタルビデオを持ってきたので盲学校を撮影した。私も訪問した学校だ。子供たちは幸せに見える。これは私たちの活動の一部である、他にもHome for Buddhasの避難所や、女性たちの支援や、ライ病の老人たちの支援も行なっている。次にヒマラヤをバックにインドラさんの演奏ビデオを見せる。あの美しいヒマラヤがHome for Buddhasの窓から常時見えるそうだ。インドラんさんのビデオはたまたまHome for Buddhasのある村で撮影した、同じ学校と子供たちである。

 久しぶりに会う友人が来てくれ、長話をしたくなる。日本人は仲良しであってもなかなか会う暇がないものだ。話しをして夢中になっているうちに、しまった、大切な写真を撮るのを忘れてしまった。素敵になった会場を撮影できなかったのは残念であるが、次回は忘れずに撮影しようと反省する。とにかくバタバタ忙しかった。

 後片付けも10時までに終えなくてはいけない。後片付けを手伝ってもらったり、車で大移動し最後にすべてを運ぶ。

 美味しいネパール料理と、インドラさんの演奏、スーパーウーマンで実践するミーナさんの語り、と面白い演出、これは自信をもってお薦めできるイベントです。

 とにかくボランティアで出演していただき、楽しんで理解してもらえればいいという気持ちだったけど、なんとか黒字になって子供たちの生活費が出てよかった。初めての試みであったし、100円でもネパールで生かせば命を救えるけど、日本でファンドレイジングは難しいという現実も、日本人の忙しい生活も、後進国を知らない状況もミーナさんはによく理解したようだ。

イベントを開くのは大変なパワーがいる。翌日はぐったりして久しぶりにごろごろした。

ヒマラヤ体験PART2は6月29日です。どうぞよろしく。次回は料理も変え、インドラさんの弟さんのタブラ(太鼓)奏者も特別出演してくださることになっています。ヒマラヤの人々のスライドもお見せします。もっと華やかなイベントになると思います。ぜひ参加してくださいね。