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年度末、自然に身を任せて 2005-4-2 今年の3月は本当に忙しかった。次から次にと事件が起き、重なり、全て3月の年度末で動くのでさらに皺寄せが来て、忙しくなる。年度末は道路工事もやたらと見かけるし、手続きや送別会や片付けも多い。 例えば、車の名義変更。今まで愛用していたレガシー、義兄が5万円で手に入れてくれた中古車。毎日通勤に使い、山道も雪の中も頑丈に走ってくれた。走行距離14万キロで見た目はみすぼらしいけど私は好きだった。昨年車検を取るためバッテリー交換しエンジンもかかりやすくなった。ちょっとかすっても気にならない。しかし昨年父が死んだので、父の愛車を私の名義にすることになった。提出書類をたくさん揃え、本当に時間もかかり大変。月末やっと私名義になったのだが、これから又レガシーの廃車手続もしなくてはならない。日本の社会は権利を形にするのも、何かを始めるにしても、時間やお金も労力もかかるのだ。忍耐強くやらないと挫折しそうになる。 大学の非常勤の仕事も3月でなくなった。これも非常勤は3年までという役人が決めた規則に基づく。昨年から職場環境と仕事内容も変り、サラリーマンの方がよいと思うようになった。どんなに素晴らしい設備や環境が整っていても、結局は使う人、働く人が大切なのだと実感する。扱う人によって良くも悪くもなるのだ。さて仕事を失った中高年の女性たちはどう生きるのでしょう?そもそも女性たちには最初から常勤の道すらなかったという。働く意欲ある有能な女性たちは日本社会では活かされずにこのように殺されていくのだ。若者に流行りのフリーターの結末はこんなになるのでご注意! なんとなくウェブでエントリーボタン押して面接に行った外資系メーカー、人事の女性が感じよく、つい楽しく話が弾みすぎ、これは面接でしたねと言い失敗、甘かった。バタバタしている中、書類をもう1つ固いところに出してみたがすぐに戻ってきた。友人は18枚書いてすべて戻ってきたという。派遣社員にあちこち登録している人は3ヶ月契約だとかいい、これまた厳しい。中高年の女性はやはり求職が難しいのだと結論。 日本の非常勤の人件費は安いが非常勤が当たり前になっている。欧米では、正社員と同等の仕事をしておれば、非常勤の給与は、正社員と変わらないが日本では3分の1とか半分以下。日本では雇用者にとって非常勤は都合の良い労働力である。必要がなくなったら簡単に首を切ることができ、福利厚生費や退職金が不要で負担が小さい。
そもそも我々の仕事は公的教育機関で利益とは無関係であった筈だが、非常勤3年は役人が考えた見た目の雇用口と雇用率を上げる方法だとも聞く。テレビで暴露された役人の優雅な生活とは異なり非常勤の労働条件は大変悪く生活は苦しい。今では男性労働者の3分の1、女性の半分は非常勤になったとも聞く。変革の時代、先が読めずに常勤を抱えにくくなり、さらにこの割合は増えていくだろう。こんな社会構造では結局は常勤の年金すら期待できなくなる。政治家や役人は非常勤を体験してみるがいい。 仕事には収入を得るための仕事、生活を維持するための家事や家族のための仕事、他人のためにする仕事、やりがいのある仕事などあると思う。収入を得るための仕事しかしていないとそれを失うとがっくりくる。今の私はまあ、覚悟はできているし、バランスを取るように心がけている。古い物には執着せずに結構割り切って変化を楽しもう。いろいろな仕事や人生経験しながら人間は成長するものだと思っている。3月いっぱいギリギリで生きて、こうなったら、後は自然に身を任せることにしよう。 完全な人間も存在しないし、完全な条件の仕事というのもないと思う。不平は言わずに、どんなことでも喜びを見出しながら与えられた仕事はきっちりやる。NPOを支えるには収入を得る仕事も必要だ。非常勤でも雇用保険がつくのでしばらくは充電できる。オフィスの中で暮らしているので、家でも仕事ができる。何かいい仕事があったらよろしくお願い致します。今を大切にしながら、こういう事態をどう乗り切っていくかも自分しだいなのだ。 |