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人と時を大切にしたい 2005-1-1 2004年も終わった。暖冬だった東京の大晦日は大雪で終わる。高速道路も通行止め、発進できない車があちこち道に止まっている。通常40分で行けるのに、国道246を通って実家に行くのに3時間もかかった。父がいない家で、初めての年を越す。 2004年を通じて猛暑、台風、洪水、火山噴火、地震、津波などの天災も多かったし、暴動、戦争、テロ、などの人災も多い1年だった。オリンピックが8月だったと思えば、2004年は私にとって、嬉しい事も嫌なことも起きた長い1年だったと思う。 年末に起きたスマトラ沖の地震と津波、犠牲者の数も多いし、命、家族、友人、家、財産、仕事、失われるものも多い、これは2004年の象徴。ネパールも夏からマオイストの暴動が悪化したし、新潟では地震、コンゴでは、資源豊かな国であるが故、残酷な戦争が起きる。例えばコンゴの内戦による飢えと疫病の犠牲者は4年半に330万人になるのだが、ニュースでも伝わってこないしあまり知られてないだろう。日本でもこのご時世、仕事や家や財産を失ったり健康を損なう人だっている。 私にとって最大の失ったものは父だ。失って改めて有り難味を感じ、感謝だけが残る。ありがとうと何かをしたくたって、今となっては遅過ぎる。生きている時にしなくては。だからこそ今あるものを後悔しないように大切にして、今この時と今いる人を大切にしなくてはいけないと思うのだ。この一瞬一瞬が過去になって、目の前の登場人物も変わっていくのだろう。 2004年、私はネパール帰国から始まり、コンゴ帰国で終わった。同じ地球に生きている者同士、人と人、人が大切なんだ、いい人こそ宝だとしみじみ思う。 供給過剰の時代になると、あの感じのいい人がいるからあの店に行こう。配置転換であの親切な店員がいなくなった店へは足が遠のく。いい人が社員だからあの会社の製品を買おう。決め手となるのは人だ。やたらと人員削減すればいいというわけではない。いい人のためなら心から何かをしよう。などしみじみと人の持つ力を感じる。感じのいい、善意で、気持ちのいい人が好き。気持ちの悪い人は自分のことしか考えない人だと思う。その人の存在が環境にも影響を与えるのだ。 ネットに繋がったコンピュータに向かう時間が多くなった。その分、人に会って交流することを軽視したり、じっくり読書する時間も少なくなって、忙しく感じるようになったと思う。コンピュータが接続されていないコンゴでは1日がとても長く感じた。人と人の温かい触れ合いが新鮮であった。単視眼的に1つの目的達成するために失うものは実は大きな目で見ればもっと価値があるかもしれない。そしてメールだけでは感情が伝わらない。人と会えば、人の気を読みとりながらコミュニケーションできるが、メールは相手の感情や状況が見えないので、暴走する危険もある。 変革の時代は絶えず、今あったものを失い、新しいものを受け入れるということ、今あるものを大事にするとともに、失ったからにはいつまでも執着せずに心の転換をして新しく入るものを受け入れた方がいいのだろう。破壊から創造へ、、その中で人と過ごし思いやる時間というのは貴重だ。 生きていくのも大変だが、死んだ後も大変だ。失うこともあると意識して有るものを感謝して生きよう。生の毎瞬を大切にしよう。人を尊重し、人との触れ合いを大切にしよう、これが2005年の抱負だ。 |